構音障害 具体的な症状
「構音障害」の読み方は「こうおんしょうがい」です。
「構音障害」とは、「滑舌がわるい」「発音がうまくできない」と相談される方のなかで、「カ行/サ行/ラ行などがうまく言えない」「イ段の音(「き」「し」「ち」など)に雑音が混ざる」「鼻にぬけたような音になる」「息が詰まったような音になる」などのある程度特定された音の発音を誤ることです。
構音障害 大きく分けて3つ
構音障害は原因によって3つのグループに分かれます。
「運動障害性構音障害」
発声発語の実行過程に関わる神経/筋系のトラブルにより、きれいな発音ができない状態のこと。
「器質性構音障害」
舌/顎/唇などの発音するための器官の形態にトラブルがあり、きれいな発音ができない状態のこと。けが/口の手術/口蓋裂などの場合にみられます。
「機能性構音障害」
舌/顎/唇などの発音するための器官に異常がないにもかかわらず、きれいな発音ができない状態のこと。
構音障害は治るのか?
百合丘ことばの相談室では、こうした発音(構音)にお悩みの方のご相談を受け、レッスンをおこなっております。
唇/舌の癖を分析し、音の誤り方の原因を探り、正しい音の作り方を理解していただきながらトレーニングすることで、きれいな発音を身に着けます。
ぜひお気軽にご相談ください。
- 上野 みや
- 言語聴覚士。
2016年より言語聴覚士として臨床経験を積む。
TEACCH研究会神奈川支部、日本自閉症協会、子どもの発達支援を考えるSTの会に所属し、発達障害の支援について幅広く学ぶ。
年間約80名の言語治療・療育、発達相談を実施。
過去、大分大学医学部附属病院にて口唇・口蓋裂児の言語治療・診療に携わる。その他講演会実績あり。
株式会社ビレッジ児童発達支援・放課後等デイサービスことり 顧問。