うちの子、滑舌が悪いなあ…… 治療の流れ 対象年齢

発音(構音)のレッスンの開始時期は電話相談、アセスメント後に検討させていただきます。

発音(構音)レッスンの適応基準

  • 4歳以上(※鼻咽腔閉鎖機能不全、特異な構音の誤り(異常構音)を認める場合、口蓋裂術後の方は例外として早期治療の対象になります)
  • 誤りの自覚の有無
  • 誤りが固定化している
  • トレーニングの効果

以上の4つの基準で判断します。

発音(構音)レッスン、なぜ4歳以上?

わが子の発音/滑舌がとても気になっているご家族の方に、「幼稚園に行くし……。一刻も早く直してほしい!」とご相談されることがありますが、レッスンの開始はアセスメントにより判断させていただいております。

  1. 構音発達がほぼ完成していること
  2. 音韻意識
  3. 音の誤りが固定化してくる
  4. 課題態勢が取れること
  5. 集団に入り二次的問題を引き起こしやすくなること

などを根拠に、4歳からレッスンをおこなう傾向にあります。

百合丘ことばの相談室でも、構音訓練は4歳以上を対象にしておりますが、鼻咽腔閉鎖機能不全、特異な構音の誤り(異常構音)を認める場合、口蓋裂術後の方は例外として早期治療をおこないます。

まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせ

上野 みや
言語聴覚士。
2016年より言語聴覚士として臨床経験を積む。
TEACCH研究会神奈川支部、日本自閉症協会、子どもの発達支援を考えるSTの会に所属し、発達障害の支援について幅広く学ぶ。
年間約80名の言語治療・療育、発達相談を実施。
過去、大分大学医学部附属病院にて口唇・口蓋裂児の言語治療・診療に携わる。その他講演会実績あり。
株式会社ビレッジ児童発達支援・放課後等デイサービスことり 顧問。

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